こんなところにスライドドア鍵後付け事例集


スライドドアへの鍵の後付けは、一般的な住宅だけでなく、様々な場所で多様な目的のために行われています。ここでは、実際にどのような場所に、どのような理由でスライドドア用の鍵が後付けされたのか、いくつかの具体的な事例をご紹介します。これらの事例から、後付け鍵の活用の幅広さが見えてくるはずです。事例1は、ある地方都市の古民家を改装したカフェです。趣のある古い木製の大きなスライドドアが入り口に使われていましたが、元々は鍵が付いていませんでした。閉店後の防犯対策はもちろん、カフェの雰囲気を損なわないデザイン性が求められました。そこで選ばれたのが、アンティーク調のデザインが施された面付タイプの鎌錠です。外側からは鍵で、内側からはサムターン(つまみ)で操作できるタイプで、使い勝手も考慮されました。取り付けは、古い木材を傷めないよう、経験豊富な建具職人に依頼。結果として、カフェの雰囲気を保ちつつ、セキュリティを大幅に向上させることができました。事例2は、都心にあるデザインオフィスの事例です。オフィス内は開放的な空間を重視していましたが、機密性の高いプロジェクトを扱うための会議室が必要となり、ガラス製のスライドドアで仕切られたスペースを設けました。しかし、当初は鍵がなく、重要な会議中に人が入ってきてしまうことがありました。そこで、プライバシー確保と情報漏洩防止のため、後付けで鍵を取り付けることになりました。ガラスドアに取り付け可能で、かつシンプルなデザインの電子錠(暗証番号式)を選定。これにより、許可されたメンバーだけが会議室を利用できるようになり、セキュリティと利便性の両立が図られました。取り付けは、ガラスドアへの施工経験が豊富な専門業者に依頼し、スムーズに完了しました。事例3は、戸建て住宅にお住まいのご家庭からの依頼です。リビングに隣接する和室を、猫専用のスペースとして使用していましたが、賢い猫が自分でスライドドアを開けて出てきてしまうことが悩みでした。特に、来客時や目を離した隙に脱走してしまうのを防ぎたいという要望がありました。そこで、猫には開けられない高さに、内側からのみ操作できる簡易的なスライドロックを後付けで設置しました。取り付けはご主人がDIYで行い、費用も抑えることができました。