クレセント錠を自分で交換サッシ鍵DIY完全手順


窓の鍵として最も一般的なクレセント錠。長年使っていると動きが悪くなったり、グラグラしてきたりして、交換が必要になることがあります。専門業者に依頼するのが確実ですが、DIYで費用を抑えたいと考える方もいらっしゃるでしょう。クレセント錠の交換は、手順と注意点を守れば、比較的DIYでも可能な作業です。ここでは、クレセント錠を自分で交換するための具体的な手順と、失敗しないための注意点を詳しく解説します。ただし、作業は自己責任となりますので、自信がない場合や、うまくいかない場合は無理せず専門業者に依頼してください。まず、交換作業を始める前に、必要なものを準備しましょう。必須となるのは、新しいクレセント錠と、プラスドライバーです。ドライバーは、ネジの頭のサイズに合ったものを用意してください。サイズが合わないドライバーを使うと、ネジ山を潰してしまう原因になります。また、場合によっては、古いネジが固着している場合に備えて潤滑剤があると便利です。メジャーもあると、既存の錠のサイズを正確に測る際に役立ちます。次に、最も重要なのが、交換用の新しいクレセント錠の選定です。これが間違っていると、取り付けができません。確認すべきポイントは主に三つあります。一つ目は「メーカー名と型番」です。既存のクレセント錠の室内側や側面などに、メーカー名や型番が刻印されている場合があります。これと同じもの、または互換性のあるものを選べば間違いありません。二つ目は「取り付けネジのピッチ(ネジ穴の間隔)」です。既存の錠を固定している上下二本のネジの中心から中心までの距離を正確に測ります。これが新しい錠と一致していないと、ネジ穴を新しく開ける必要が出てきます。三つ目は「高さ(框厚)」です。クレセント錠本体がサッシ枠(框)からどれくらい出っ張っているか、また、受け金具との高さ関係も重要です。特に、受け金具とクレセント本体の高さが合わないと、施錠ができなくなります。クレセント本体の台座部分の高さを測っておきましょう。これらの情報を元に、ホームセンターや金物店、インターネット通販などで適合するクレセント錠を探します。この際、右用と左用がある場合があるので、自宅の窓のどちら側についているかを確認し、間違えないように購入してください。